看護師には、週末や大型連休を中心にさまざまなイベント会場に設置される救護室で働く選択肢もあります。
コンサートや野外フェスティバル、地域の祭り、マラソン大会をはじめとするスポーツ行事など多くの人が一時的に集まる場所が主な活躍の場です。
こうした会場では過度な興奮や急激な気温の変化、慣れない運動などによって熱中症や脱水症状、貧血、転倒による怪我などが頻発します。
そこで訪れた人々の症状を的確に見極め、適切な応急処置や静養の指示を出すのがイベントナースの主な役割です。
医療設備や医師が常駐していないケースがほとんどで、限られた資材の中で看護師がトリアージを行い、状況に応じて現地の救急隊と連携する判断力が重視されます。
基本的に単発案件として取り扱われており、普段は医療機関で働いている看護師が休日に副業で参加するケースが多いです。
長期的な雇用の縛りがなく、自分の都合に合わせてスケジュールを組める点が大きなメリットでしょう。
来訪者がいないときは比較的穏やかに過ごせるため、体力的な負担が少ないのも特徴と言えます。
ただし、短時間の中で初めて会うスタッフと協力し、臨機応変に動く柔軟性が必要です。
多様な人が集まる賑やかな現場の安全を守り、イベントの成功を陰で支える存在として充実感が得られるでしょう。
特殊な環境だからこそ、事前にイベントナースの仕事内容や必要なスキルをきちんと理解し、慌てずに適切な救護活動を行いたいところです。